
花粉症は1日で治る?東大教授が語る「腸内細菌」と驚きの改善法
春になると多くの人を苦しめる花粉症。
鼻水、くしゃみ、目のかゆみ…。薬を飲んでも完全には治らず、「毎年の恒例行事」とあきらめている人も多いのではないでしょうか。
ところが、ある本ではこんな衝撃的なことが語られています。
「花粉症は1日で治る可能性がある」
そんな大胆な主張をしているのが、
東大の微生物博士が教える 花粉症は1日で治る
という本です。
著者は、微生物研究の専門家である
小柳津宏。
本書では「花粉症の本当の原因」と「改善のカギ」について、非常に興味深い視点が紹介されています。
今回はその内容を、わかりやすく解説します。
花粉症の原因は「花粉」だけではない
多くの人は、花粉症の原因を
スギやヒノキの花粉
だと思っています。
もちろんそれは間違いではありません。
しかし著者は、もっと根本的な原因があると言います。
それは…
腸内細菌のバランスの崩れ
です。
花粉症とうつ病は「同じタイプの病気」
意外かもしれませんが、著者はこう説明しています。
花粉症も、うつ病も、認知症も、
共通しているのは
「体の炎症」
だということ。
花粉症
→ 鼻や目の炎症
うつ病
→ 脳の炎症
つまり、症状の場所が違うだけで、
免疫の暴走
という点では共通しているというのです。
腸内細菌が炎症をコントロールしている
私たちの体には炎症を抑える仕組みがあります。
その重要な役割を担っているのが
腸内細菌
です。
中でも重要なのが
酪酸菌(らくさんきん)
という細菌。
この菌が作る「酪酸」という物質が
-
免疫のバランスを整える
-
炎症を抑える
-
アレルギー反応を弱める
と考えられています。
つまり、
酪酸菌が増えれば花粉症は改善する可能性がある
というわけです。
酪酸菌を増やす食べ物とは?
ここで登場するのが
フラクトオリゴ糖
です。
これは酪酸菌のエサになる栄養素。
つまり、
フラクトオリゴ糖
↓
酪酸菌が増える
↓
炎症が減る
↓
アレルギー改善
という流れです。
フラクトオリゴ糖が多い食べ物
特に多いのは次の食材です。
・ごぼう
・玉ねぎ
・にんにく
・アスパラガス
・バナナ
さらに多く含むのが
・菊芋
・ヤーコン
・チコリの根
などのキク科植物です。
ただしこれらはスーパーで手に入りにくいため、著者は次の食べ方をおすすめしています。
ごぼう50g + 玉ねぎ半分
これを毎日食べるだけでも効果が期待できるそうです。
なぜ花粉症はここ50年で増えたのか
著者はもう一つの原因として
抗生物質の使用
を挙げています。
抗生物質は感染症を治す素晴らしい薬ですが、同時に
腸内細菌も破壊してしまう
という側面があります。
実際、
1970年代以降
花粉症は急増しました。
現在では日本人の約40%が花粉症と言われています。
日本の花粉症の主な原因は
スギ花粉。
もはや国民病と言ってもいいレベルです。
最高の体調を作る食事法
著者が提案する健康法はとてもシンプルです。
①フラクトオリゴ糖を多く摂る
②酪酸菌を増やす
③炎症を抑える
さらに
糖質を控えめにする
ことで体調は大きく改善すると言います。
期待できる効果としては
・花粉症の改善
・疲れにくい体
・肌トラブル減少
・よく眠れる
・体重の安定
などが挙げられています。
花粉症改善の第一歩
もちろん、「1日で完全に治る」というのは少し大げさかもしれません。
しかし、腸内環境が健康に大きく影響するのは、多くの研究でも注目されている事実です。
もし花粉症に悩んでいるなら、まずは次のことから始めてみてください。
今日の食事にごぼうと玉ねぎを追加する。
それだけでも、体の内側は少しずつ変わり始めるかもしれません。
花粉症の季節を少しでも快適に過ごすために、
ぜひ腸内環境を意識した食生活を試してみてはいかがでしょうか。
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